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    休み短歌 
    あなたはお休みに何されますか?
    疲れている方はゆっくりお休みください、ということで今回は「休み」短歌

     

    休館日知らずに行った図書館の前であなたと初めて会った

    南野耕平)

    偶然・似たもの同士、どっちもうっかり。
    この出会いだけで、なんだかハッピーエンドを感じさせそうな、健全さわやかな感じ。


    ・代休をとって近所のスーパーであなたのためにアボカド選ぶ

    (京都府 門脇篤史さん)

    代休とアボカド。ちょっとだけ特別で、おおよそ平常と地続き。
    歌会「たかまがはら」で選ばれた歌。
    ネットだとblog.goo.ne.jp/utakai.../c/a7a5029cb05c49bc62eccb0e0ebd1b25


    ・人間でいるのを今日はもう休む安いワインの容れ物になる

    (岩手県 たきおとさん)


    この歌は、好き。
    歌会「たかまがはら」で選ばれた歌。
    お酒でフラフラなときには自分もお酒の発酵醸造所ムシマルセンターになったような気がします。
    歌からにじみ出るやっけっぱち感もイイ。

    ・酔ったふりして君の名で歌います「一休さん」のテーマソングを(滋賀県 西村湯呑(にしむら ゆのみ)さん)

    わからない方はあんまりいないかもですが、アニメのやつ。30歳くらい以上はわかるでしょうか。
    「好き好き好き好き好きっ好き!あいしてる」なやつ。
    遠回りな振りした直誼なアプローチなのか、昂ぶった末の発露なのか、スリルを楽しむ何かなのか。
    ねえ。

    夏休み最後の日とは泣きながら過去の日記を書く日のことだ (仁尾智)

    ひどくポピュラーなあるある。でも「〜ことだ」と言い切り加減が心地よいです。
    今なら毎日くらい書くことあるんですが、
    40日もあると全然書くことない日とかありませんでした?
    ○日後の旅行が楽しみすぎて、ただ過ぎるのを待つだけの一日とか。

    笑っちゃうほど笑えない日もあってバカも休み休みしか言えない

    連作 傘はもう進化をやめた(全七首)(仁尾智)

    逆に。
    通常は「バカも休み休み言え」と否定で入る感じの言葉が、
    この場合のバカは、「突拍子もない」とか、「面白い」って感じ。


    笑っちゃうほど笑えないといい、言葉の幅寄せラインどり加減が面白いです。



    連作 四十四歳(全10首)


    もういくつ寝ると復職できるのか きょうで百三十二連休(仁尾智)

    なんだか仁尾智特集になってきました。
    132までいってもカウントし続ける感じ、ちょっとこわい。呟き方からするとこのまま増え続けそうな感じ。


    つまんない匂いの朝だ そっか きょう火曜か パン屋がお休みの日か(仁尾智)

    気分って所詮反応みたいな気もする短歌。
    「つまんない匂いの朝」で、意識しなくても寝ていても鼻は働くし気分は連動するなあ、と感心する描写。


    寝たら死ぬとき以外なら寝てもよいことにしたのでおやすみなさい(仁尾智)

    このかっこよさ。
    「よいことにした」って王様かと疑うレベル。潔し。
    二度寝とか目覚まし止めたりとかきっとしている。


    朝起きて「おやすみなさい」のメール見てそれに答える日本語がない
    工藤吉生)

    寝ちゃった後におやすみメールが来た格好でしょうか?

    確かにない、

    「おやすみなさい」返答としては、「寝てました」だと言われずとももうしちゃったよみたいなニュアンスになり、謝った方がいいのか悩む。

    「おはよう!そっちはよく眠れた?」はなんだかおやすみメールしていないことごまかしている感があるような。

    誰か発明してあげてください。




    スパコイナイノーチ ワンアン グッドナイト 知ってるおやすみ全部をあげる

    連作「くちびるとかスリーセブンとか まばたきとかピアスとか」(宇都宮敦)

    君に伝えるには一ヶ国語じゃ足りないぜ!みたいな短歌。

    まあまあうふふ、みたいな隠れ情熱的なうた。

    NHK外国語講座のキャッチコピーになったとしても、僕はおどろかない。



    眠れない私もいつか永遠に眠るからいい おやすみなさい
    (枡野浩一)


    ムシマル内ではどっちかというと皮肉・重めの歌をうたわれる印象の枡野さん。
    こちらも優しさの中に重さがあるというか、倦怠した諦めを含む優しさというか。
    不眠症がどんなにひどくても、死を眠りと捉えるならもうずっと眠っているようなもの。
    長いスパンでみるとね。

    せいぜい80年だけ生きて(起きて)、
    あとは全部が終わる日まで眠り続けるのだ大抵の者は。





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    ではまた再見。

    author:ムシマル, category:短歌, 12:12
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